ココマイスターのロウ引きコードバン2年後の経年変化画像

緻密な繊維構造が生み出す光沢と希少性の高さは正に「革のダイヤモンド」

コードバンとは馬の尻から採れる皮革です。

馬一頭から採取できる面積は小さく、すべての馬から得られる訳でもありません。生産には高い技術と時間を要すことからも、非常に希少な皮革として知られています。

繊維が整然と並んだ構造は、水も空気も通さない程緻密であり、滑らかでしっとりとした質感が特徴です。

使用を重ねるほど表面に磨きがかかり、他皮革に類を見ない高い光沢が得られます。この様なコードバンの特性は希少価値の高い宝石ダイヤモンドに比喩され、上質な皮革として一目置かれています。

ロウ引きコードバン

ココマイスターでは高品質を誇るコードバンに「ロウ引き加工」を施したロウ引きコードバンを採用しています。

ロウ引きコードバンとはコードバンの表面をロウ（ワックス）でコーディングしたコードバンです。

皮革の表面を覆うロウにより、ブライドルレザーを彷彿するブルームを楽しめます。

ロウ引きコードバンのロウはブルーム感を楽しむためだけにあるのではありません。注目すべきはむしろブルームが消えた頃です。

表面に見られる白いロウ（ブルーム）は、使用を重ねるほどに皮革表面に馴染み見えなくなります。

コードバンはその繊維密度の高さから、摩擦を加えると高い光沢を見せる皮革ですが、ロウ引き加工を施したコードバンの表面には、適度な油分が行き渡るため、より美しい光沢を生み出します。

使い始めのマットな表情からの豹変ぶりは別格です。

経年変化の表情

2年間、衣服との摩擦を繰り返した財布の表面は、光沢を帯び品格を漂わせます。繊維も少しずつ解れ、持ち主の手によく馴染んだ様子が見て取れます。

名刺の交換を繰り返すほどに、深みのある光沢が増します。その重厚な表情は、持ち主のキャリアと比例しているかのようです。コードバンの輝きには、無言の説得力が感じられます。

経年変化により他皮革に類を見ない高い光沢を得られる「ロウ引きコードバン」を、日本の熟練職人による美しい縫製が、最大限引き立てています。使用前からは想像もつかない美しい光沢を、ぜひ手元で実感して貰えれば幸いです。一度手にすれば虜になること間違いなしです。

コードバンシリーズ

国産最高級のコードバンを使用したコードバンシリーズ。

紳士を魅力し続けるコードバンだが、このコードバンはひと味違います。

厳選された最高級のコードバンを、ロウで仕上げることにより、使えば使うほど美しく、そして深い光沢が生まれます。その姿は経験した者にしか分かりません。

経年変化は本物の素材により生まれるストーリーです。

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