樹木の風合いが魅力的な長財布『オークバークブリストル』をレビュー
この財布との出会いについて
元々は、父への還暦祝いとして、ちょうどよい財布を探していて、ココマイスターのことはその時に知りました。
還暦は一生に一度の大きなお祝いですし、予算も財布もしくはバッグで10万円前後と余裕を持って見積もっていたのですが、年配者である父に、海外のハイブランドの商品を渡しても、喜んでもらえるかどうか自信がなくて…。
でも、英国紳士風の気品を感じさせるような、高級感ある品物をプレゼントしてあげたいなぁ…という、この漠然とした要求に見事にマッチしたのが、ココマイスターというブランドだったんです。
私の読みは見事に当たり、ココマイスターの財布は父に大ウケ、想像以上に喜んでもらえました。
父への商品を吟味していた際、ココマイスターの財布をいくつも手にとって見ているうちに、自分も欲しい…!と強く思い始めるようになりました。
それまで、私はナイロン素材の財布を使っていたんです。
社会人になったばかりの若い頃に買ったきり、ナイロン製だけあって、なかなか丈夫で壊れなかったので、特に買い換える必要性も感じないまま使い続けていたのですが…。
いつの間にか自分自身が会社の中でベテランに分類されるような年代に突入してきていたんですよね。
若手社員の子にランチや夕飯をご馳走してあげる際、若手の子が取り出した財布の方が、自分の財布よりも高級そうだったりした時、なんとなく「これじゃいけないかも…」と思い始めるようになったんです。
樹木のナチュラルな風合いが魅力的
ココマイスターの中でも、オークバークシリーズの財布を購入しよう!と思ったのは、革製品でありながらも、優しい木の風合いを感じたからです。
大人のオトコが使っていて様になる財布といえば、そこはやはり「革」の財布だと思ったので、次は革で行こう!ということだけは漠然と決めていたんですが、いかにも「牛の革です!」というような雰囲気の財布って、個人的にはちょっぴり野蛮…というような印象があって、できれば買いたくないと思っていたんですよね。
以前の財布がナイロン製だったのも、その変の感覚が微妙に関係していたりして…。
オークバークシリーズの財布は、そんな私でも抵抗なくスッと持てるような、自然のぬくもりを感じさせてくれたんです。
表面はもちろん、内装にも木目の質感のような、ナチュラルな上品さが漂っています。
収納性も抜群のバランス!
実際に使用してみた感じですが、このように、真ん中に小銭を入れるジップ付きのポケットがあり、その両サイドにお札を入れるための空間と、カードをしまうポケットがあります。
収納性は抜群で、使う人の気持ちがよく考えられているなと思います。
片側の空間にはレシートを入れたりする人もいるでしょうが、自分はレシート類はすぐに始末してしまうタイプなので、このように一万円札と、それ以外のお札を分けて入れるようにしています。
これが自分にとっては、意外と便利だったりします。
しかも、このメインの空間以外に、さらにフリーポケットもあるので、どうしてもレシートが処分できない状況の時は、とりあえずそこに入れるようにしています。
カードポケットの数は8つです。
最近、保険証や病院のカードなどなど、銀行のカード以外にも、日常的に持ち歩いておきたいカードがどんどん増えてきてしまって、個人的にはもう少しカードポケットがあってくれてもいいかな…というのが本音だったりするんですが。
ただ、それだと財布全体が分厚くなってしまい、おそらくスタイリッシュなオトコの財布…という印象ではなくなってしまうのではないかと思います。
そもそも本当にデキるオトコは、そこまで大量のカードを持ち歩いたりしない気もしますよね。
カードポケットを余らせるくらいでいるのがカッコイイ男性なのではないでしょうか、と言いつつ、自分は現在、1つのポケットにカードを2枚重ねて入れていたりします。こればっかりはまあ、仕方ないですね…。
経年変化が楽しみな逸品
購入時は、純粋に樹木っぽい革の雰囲気が気に入っていたので、そこまで意識していなかったことなのですが、このオークバークシリーズは、使い込んでいくうちに革の色や質感が変化していく、いわゆる「エイジング」を楽しむのに適した商品のようですね。
以前の財布を長いこと愛用していた僕ですから、このエイジングに適しているという特徴は、非常にありがたく感じました。
年月が経つにつれ、ボロくなっていく…のではなく、どんどん味わいが増し、むしろ価値が高まっていく…と思いながら使い続けるのって、とても良い気分ですよね!
ちなみに、こちらの財布は、たまたま同じ素材の財布「オークバーク ウェスターリー」を使用していた同僚のものを拝借して撮影させてもらったのですが、3ヶ月ほど使用すると、このような質感になるみたいです。
確かに、色に深みが増していますし、中身の形が少し浮き上がって馴染んでいる感じが「使い込んでるな」という印象に繋がっている気がして、グッときます。
内装にはすでにテカリが出ていました。
私はまだ買ってから日が浅いのですが、早く味のある色の変化してくれるといいなぁ…と今からワクワクしています。

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