ベルルッティ・カリグラフィー長財布の使用後レビュー
2018/06/24
私はベルルッティの長財布を使用しています。
何といってもこの圧倒的なデザインの存在感、最上級のレザー、そしてラグジュアリー感がたまらなく好きです。
今回はベルルッティの特徴と、実際に使用している長財布についてレビューします。
【ベルルッティ】
フランスのエレガントさとイタリアの職人気質を併せ持つ至高のレザーブランドです。
美しくエレガントなシューズをもちろんのこと、バッグ、ウォレット、その他革製品も本物志向のセレブから親しまれております。
創業から120年の老舗ブランドで、現在は4代目オルガ・ベルルッティが歴史を引き継いでおります。
【特徴】
これは現在私が使っているベルルッティ長財布を開いた状態です。目を引く柄、美しいカリグラフィーデザインが秀逸な一品です。
カリグラフィーとは直訳すると文字を美しく見せるための書法、レタリックのことを言います。表面は古書のようなアンティーク感のある美しいレタリックが彫ってあります。
最上級のベネチアンレザーの艶、質感、レザーの香り、手に馴染む触感といい、所有者を飽きさせないパーフェクトな財布と言っても過言ではないと思います。
そして、カリグラフィーシリーズは一点一点色合いと柄が異なり、唯一無二の財布であるというラグジュアリー感がたまりません。言い換えると、決して誰かと被ることがないのです。
“世界で一つだけの自分のもの”これも人気の秘密でしょうか。
またベースのカラーの上に「パティーヌ」と呼ばれる色付けをすることができ、よりアーティスティックな仕上がりにすることも可能です。
イエロー、ブルー、オレンジ、レッド、ピンク、グリーン系など幅広いカラーリング、またその濃淡、どこにどのようにカラーを入れるかを選択することができ、イメージをスタッフに相談をし、現品をフランスのアトリエに送り、後日路面店に届くといった仕組みです。
私はブラウンの濃淡を入れるパティーヌをオーダーしております。
【愛用者】
ベルルッティは世界的に活躍している各界のセレブからも愛用者が多いブランドです。
ピカソ、アンディ・ウォーホール、サンローランも愛用した老舗ブランドであり、最近は日本でも本田圭佑がカルグラフィーのキャリーケース、市川海老蔵、葉加瀬太郎、武田修宏も財布や靴を愛用しているとのことで、知名度も出てきているようです。
価格帯も高いことから、本物志向の顧客が多く、日本では40~50代の顧客が最も多いそうです。
【お手入れ】
長持ちさせたいのであれば、ベルルッティのクリームでの定期的な手入れをすると艶を保つことができます。
ベネチアンレザーなので、メンテナンスがしっかりできる方のほうがいいと思います。
また、顧客であれば、店舗に訪れた際にスタッフに磨きをお願いすることもできます。パティーヌは初回無料、入れ直し等はアイテムや条件によって異なるそうです。
【形・使いやすさ】
形はカード6枚、札入れ3カ所、薄型のとてもシンプルな財布です。スーツジャケットの内ポケットに入れても邪魔になりません。
小銭入れはありません。小銭入れ、ジップ付タイプの型もありますが、「男のサイズは札入れと小銭入れ別々派」という方にはいいサイズ感です。
サイズは約8.5×18cmです。カードを6枚以上収納するには札入れ部分に入れるか、もしくは1つのカード収納部分に2枚入れることもできました。
札やクレジットカードをサッと出しやすく使いやすさは満足しております。
【使用後・傷】
使ってみてわかるのですが、傷は良くも悪くも付き易いです。
スタッフにお話しを聞くと、周りにコーティングを施すと革の質感が落ちるため敢えてしてないとのことです。使い込む度に味が出る、それがベルルッティの良さです。
元々のアンティーク感からさらにオリジナルの1品になっていくことを意図しているのでしょう。
あなたと一緒に時を刻むかのように仕上がっていく、そんな生きているような財布です。
【他シリーズ】
財布以外にも、小銭入れ、手帳ケース、キーケース、名刺入れ、靴べらなどの革製品もあります。
私はこのブランドの世界観がとても気に入っており、上記画像の通りすべて同じタイプで揃えました。愛着がますます高まります。
“世界でひとつ”というラグジュアリー感、自分の気分を満たしてくれる、そんな財布です。

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