ちょっと変わった使い方をするバタフライウォレットの魅力
2015/04/26
これは普通の折りたたみ財布ではありません。
現在サブで使用している財布が、このバタフライウォレットになります。
基本的には栃木レザー製のバイカーズウォレットを使用しているのですが、気分に応じてこのバタフライウォレットも使用しています。
この財布もヌメ革を使用した財布なので、経年変化が楽しめる財布となっています。現在使用し始めて半年程度ですし、サブで使用しているので使用頻度がそれほど高くないのでまだほとんど色の変化がありませんが、これから何年もかけてアメ色に変化をしていってくれるのが楽しみです。
このバタフライウォレットは革工房owlで作成してもらったもので、メインで使用しているロングウォレット同様工房のオリジナル製品になります。
バタフライウォレットの特徴
パッと見は単なる折りたたみの財布に見えますが、大きく違う点は財布の外側に取り付けられたコインケースの存在です。
このコインケースが外に取り付けられているおかげで、財布の内側が膨らむことが無いためカードなどが変形すると言うこともありません。
内側はカードとお札が入る形状になっていて、お札入れにはあえて仕切りは入れませんでした。
実は工房オリジナルということもあり、中の仕様などは自由に変更が可能になっていたのですが、あくまでもサブ的に使用することを前提で購入したので、内部の変更などは行いませんでした。
使い方
バタフライウォレットは通常の折りたたみの財布と違い、とても変わった使い方が出来る財布です。
写真のようにお尻のポケットに財布の片面を差し込んで、もう片面を外に出す形で持ち運ぶことが可能になっているんです。
これはもともとバイク乗りの人が使いやすいようにと考案された使い方らしく、コインケースが外側にあるのもすぐにコインを出しやすくするためなんだそうです。
片面を外側に出して持ち運ぶことが出来るのには、財布を見せながら歩くことができるというメリットもあるようで、実用性&魅せる財布という一度で二度おいしい財布になっています。
バタフライウォレットを使用している人がそれほどいないため、お尻にさして歩いているととにかく目立ちます。
革財布の好きな人から声をかけられることも良くあるため、やはり珍しい形状の財布なんだなと感じています。
自宅では立てて飾っている
バタフライウォレットを使用しない場合、自宅の棚の上に写真のように立てて飾っています。
これは常に財布を眺めることが出来るという利点の他に、ヌメ革の弱点でもある湿気対策という面も考えてのことです。
引き出しなどに納めてしまうと、ヌメ革の場合加工がしてない素の革なので、カビが発生してしまう恐れがあります。加工してあっても革製品はカビやすいので、立てて飾ることで常に財布の状態も確認できるという利点があるわけです。
置いているだけでも経年変化していきますので、その変化を見るのも楽しみの一つだと思います。
新品のときはベージュのような色ですが、少しずつ濃い茶色に変わっていく様子は、ヌメ革特有の変化なのでそれを楽しむのもこの財布の醍醐味ではないかと思います。
デメリットはとにかく厚いこと
お尻にさして持ち歩いたり、コインケースが外なので財布を開く手間が無いなど、とても便利に使えるバタフライウォレットなんですが、唯一の欠点はその厚さです。
写真のように形状的にどうしても分厚くなってしまうため、お札、カード、小銭をたくさん入れた場合、ポケットにはまず収まりません。なので必然的にお尻のポケットに差して持ち歩くというのが当たり前になってしまいます。
折りたたんだ状態で約3.5㎝、小銭などを入れると4㎝強程度の厚みになるため、決してコンパクトで持ち運びやすいとは言えません。
それと日本は安全なので後ろから財布を抜かれるといったことは無いと思いますが、時々財布があるのかどうかが心配になることもあります。
デメリット以上にメリットがある
しかし上記で挙げたデメリットを補って余りあるほどの存在感と、他の人はあまり持っていないだろうと言う優越感、合皮などでは絶対に出来ない経年変化を楽しむと言った、単なる財布以上の持つ喜びを与えてくれるのが、このバタフライウォレットとと言う財布だと思っています。
ですから財布を長く愛用する人、革の良さを分かってくれる人、欠点も込みでバタフライウォレットの良さだと感じてくれる人に向いている財布だと思います。

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