Raffaelo(ラファエロ)のメンズ財布とブランドの魅力&購入レビュー
2018/06/24
Amazonでメンズ財布を見ていたら、Raffaelo(ラファエロ)というブランドの財布を発見しました。
聞いたことのないブランドだったのですが、Amazonの財布販売ランキングで上位にいくつかの財布が表示されており、かつ購入者のレビューも沢山付いていたので非常に気になりました。
Amazonのレビューが高評価の嵐
いくつかあるラファエロの商品の中で、もっとも気になったのがこちらの財布です。
9,800円で販売されており、なんとレビューが198件も付いています!(2017年1月)
ひとまずレビューを読んでみると高評価ばかりです。
しかしこんなに購入者からの評価が高いと逆に疑ってみたくなるのが人の心理なのでしょうか?私はどうしても粗探しで悪い評価を見てしまいます。
すると気になるレビューがありました。それは「ビニール製?」というもの。よく読んでみると財布表面に使用されている革の手触りがつるつるとしていて、人によっては「ビニール製なのか?」と感じてしまうようです。
これがどうしても気になった私は、思い切ってこの財布を販売している会社に問い合わせをしてみました。
すると「弊社では扱っております製品につきまして、入荷の都度全ての製品で天然皮革が使用されているかを外部の検査機関様へ調査を依頼させて頂き、天然皮革であるという結果を頂いた上で販売をさせて頂いております」という返答がありました。
外部の検査機関というのがここです。
地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
こちらに検査してもらっているのであれば信頼できると思いました。このような「地方独立行政法人」が検査結果をごまかして中小企業の味方をするなんてことは、絶対にありえないでしょうからね。そんなことしても得することがありません。
それと他の方のレビューに「わざわざ皮革試験の結果を郵送にて送付してくださいました」と記載されており、証拠画像がアップされていたので、希望すれば送ってくれるようです。
世の中様々な人がいますから、すごく売れている商品なので、一部の方に誤解を受けることがあるようです。それと他企業の妨害という線も考えられますね。
ラファエロ財布の一押しポイント
Amazonの販売ページでは「職人と素材にこだわりぬいたRaffaelloの本物の革財布」と書いてあります。
しかも価格が安い!どの財布も1万円しないのがほとんどです。
本当にこのコンセプト通りやってくれる商品が届くなら、これだけ人気が出るのは頷けます。
ラファエロ長財布の購入レビュー
ここまで色々調べてみたのですが、かなりコストパフォーマンスが優秀な財布のようなので、最終的に買ってみることにしました。
届いた財布がこちらです。
第一印象かなり良い感じです!落ち着いた雰囲気でクラシックなお洒落財布という印象でした。
触り心地はしっとりとしていて結構ツルツルとしています。それに光沢もあります。
この時に「あ~なるほど。これは誤解する人がいるかもな」と思いました。あまり革に触れたことが無い方だと、この光沢で勘違いしてしまうのでしょう。私は革製品が好きで色々な財布やバッグに触れるので分かりますが「なかなか面白い革だな」と感じました。
ハイブランドにあるような、傷や汚れが付きにくい表面加工がされており、それでいてかなり厚みのあるしっかりとした革です。ほのかに革の心地よい香りもします。
うっすらグラデーションがかったアンティーク調の仕上げも、いい風合いを醸し出しています。
内装もこれまた良かった!収納が沢山あります。
カード入れが両サイドに6枚づつ。
さらに札入れのところにもカード入れがあり、ここへは使用頻度高いポンタカードとWAONカードを入れてます。
小銭入れはマチが付いていないため、やや狭めですが、小銭をあまりため込みたく無いので必要十分なスペースです。
使用頻度の低いお札を綺麗に保管しておけるスペースもあります。コンサートのチケットを入れておくのにも便利そうです。
かなりポケットが充実している財布なので、これで収納に不満を感じる方はほとんどいないと思います。
全体的に作りもとても丁寧な印象です。
キチンとした職人が作っているのだろうと想像できるような仕上がりでした。これでよく1万円以下で販売できるなと感心してしまいます。
ラファエロ長財布の見た目
他人、または使用者目線で見た場合どのように見えるのか、写真を撮影してみました。
まずは他人から見た場合の見た目です。
どうでしょうか?なかなかお洒落な財布を使っているように見えるのではないでしょうか。
続いて使用者目線での見た目です。
ちなみに私はラウンドファスナータイプの財布を使用するとき、小銭入れを開けっぱなしにしています。
ふとした時に「これって開けっぱなしでもいいんじゃない?」と思い、ためしに小銭入れを開けたまま、外側のファスナーを閉めてみたのですが、財布内で小銭が散らばるようなことは一度もありません。
会計時の手間が一つ減りすごく楽になるので、見ている方にもぜひ試してほしいです。
この財布を持った時の印象がより伝われば嬉しいです。
メーカーの対応が好印象だった
ラファエロの財布が気になり、色々調べたので分かるのですが、こちらのメーカーさんは「かなり顧客満足度を重視しているな」と感じました。
とても迅速に商品は届きましたし、問い合わせ時の対応も良かったです。
そしてなにもよりも「凄いな!」と思ったのがクレーム対応です。私はAmazonをよく利用するので分かるのですが、Amazonというのは大小様々な規模のショップが販売を行っており、悪いレビューが書かれてもそのまま放置対応でスルーする販売店は少なくありません。
しかしこちらの販売メーカーは悪い評価を書いているレビューに対して、1件1件丁寧に返信をした上で「返金の対応」も行っている事を伝えていました。
これを見たときに「あ~、なるほど。だから評価がこんなに高いんだ」と妙に納得できました。
まとめ
実際に使ってみて非常にコストパフォーマンス優秀な財布だと感じました。この価格帯でこれだけ品質が良い財布はなかなかないと思います。
また、それ以上に誠意ある対応しているメーカーに心が癒されましたし、やっぱり売れている商品には「売れる理由がある」のだと感心しました。
手頃な価格で値段以上の高品質を求めている方におすすめできます。あなたにもぜひ手に取って確かめてもらいたいものです。
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Comment
失礼ながら。。。
こちらの企業はイタリアの大手等の革製品メーカーの下請けをしているようです。と、とある店の方から聞きました。でも口コミの評価は様々ですね…
http://item.rakuten.co.jp/auc-r-iwa/d2250/
こんにちは。
そちらのリンク先はRaffaello Menicucci(ラファエッロ メニクッチ)というブランドの財布で、
Raffaelo(ラファエロ)とは違うブランドですよ?
「検索してもブランド公式のページがありませんでした」とのことですが、先ほど、次のようなものをみつけました。
http://raffaello-craftsman.com/
Whois 情報によればドメイン登録は2016年4月9日ですから、あくまで可能性としてですが、この記事に反応したのかもしれません。ちなみに、ブランドの運営会社の公式サイトも別に存在しています。
http://next-creation.info/
こちらのドメインの登録日は2015年3月16日。この記事の公開日が2015年2月20日とすれば、ほぼ、その1ヵ月後ということになります。これを見ると、この会社は今のところラファエロの事業しか手がけていないみたいですね。ちなみに会社の設立は2014年2月18日となっていますので、ラファエロの発売開始は、それよりも後と考えられます。
なお、ラファエロの製品は、どうやらバングラディッシュの提携工場で生産されているようです。同国には皮革工場がたくさんあり、日本への輸出には関税が免除されるのです。従って同国製の皮革製品を輸入販売する企業が、日本国内には、いくつか存在しています。
してみると「一流の革職人が作った」という謳い文句の信憑性が、かなり怪しくなってきますね。おそらく「一流の革職人の技術指導を受けて現地人労働者が作った」と書き直すと、より事実に近くなるでしょう。製品には当たり外れがあるようですが、これは工場労働者の熟練度にバラツキがあることを示しているように思います。
ちなみにブランドの公式サイトには、ラファエロの職人のコメントとして「いまは故郷のバングラデシュで家族と暮らしながら革製品作りをしているよ」と書かれています。それが作り話でないとすれば、イタリアの工房で修行をした経験を持つバングラディッシュ人が提携工場では指導的な役割を果たしているということでしょう。
このあたりの情報は、もっと正確なことを公開した方がいいのではないかと私は思うのですが、現在のラファエロのブランド戦略は「英国王家の風格」云々という路線です。ところがバングラディッシュの社会問題は、そのすべてが大英帝国の植民地政策に端を発していますので、なかなか本当のことを言いにくい状況に陥っているのかもしれません。
ラファエル前派さん
すっごい詳しいですね!私が書いた記事よりも、このコメントの方が詳しい説明になってると感じますw
こんなにきちんとした文章をコメントから頂き大変嬉しいです。ありがとうございます!