10年ほど使っている渋めのBALLY(バリー)メンズ二つ折り財布をレビュー
2017/02/18
今回ご紹介するお財布はバリーの二つ折り財布です。
10年ほど前にハワイの免税店にて約3万円ほどにて購入したと記憶しています。
バリーといえば、例えばグッチやシャネル、ヴィトンほどに超有名なメガブランドといった訳ではないですが、銀座にはしっかりと路面店が出来ていますし、一流のブランドといって差し支えのないブランドです。
イタリアやフランスのブランドが多い中でスイスのブランドというのも珍しいのではないでしょうか。元々はリボンの製造販売からスタートしたブランドのようです。少し前まではバリーの男性物のお財布は渋い、大人の落ち着いた印象で定着していましたが、最近では20代の比較的若い男性からも人気があるようです。
バリーの中でも渋いデザイン
私が購入した二つ折りのお財布はデザイン的には現在販売されている「TYE」と呼ばれるラインのデザインに近いものです。
よく鞣された牛革をベースに作られ、外側の中央にはナイロン生地が配されており、重厚な黒の色味と牛革ならではのしっかりとした大人の雰囲気の質感に対して、ナイロン生地のカジュアルな印象によって重さが中和されたバランスの良いデザインです。
牛革とナイロンの生地の組み合わせは、バリーブランドの革小物では定番中の定番のデザインになっています。
ナイロン生地の中央のラインデザインはレッドやブルーなどカラフルなデザインが今でも用意されていますが、こちらのお財布はベージュ系のサンドカラーなのでカジュアル過ぎない印象を与えてくれます。
バリーブランド全般に見られるこのナイロン地による一本のラインデザインは前述しましたが、創業時のリボンの製造販売から来ているデザインのようです。
購入当時は20歳だった私は、少し背伸びをして大人のファッションをしたい気持ちが強かったので、当時のバリーのラインナップの中でも、特に渋いデザインだったこのお財布を購入したのでした。
バリー二つ折り財布の使用感
外観の格好良さだけに留まらず、使用感も抜群に良かったのがこのお財布の長所です。
お財布の内側の一面で、カード4枚の収納と、プラスアルファで使用頻度の高くないカード類を、その更に下のスペースにしまっておくことができます。
またお札入れも仕切りつきで2列ありますので、少額紙幣と高額紙幣に分けることが出来ますし、なにより通常の二つ折り財布より縦幅が長いのでお札以外のメモ紙やレシート、整理券などを入れておくことが出来ます。
小銭入れも通常であればお札入れのある方向に上蓋が付いて、上方向に取り出せるようにしてあることが一般的ですが、このお財布は右方向に開けるように作られていますので、お財布を開けた時に右手の親指でそのまま小銭入れを開ける動作にスムーズに移れます。
二つ折りとしてはかなり大きいサイズ感であるにも関わらず、ストレスなく小銭の出し入れをすることが出来ました。
マイナス点はほとんどありませんが、お札入れのスペースに余裕があることによって、お札以外のレシートなどが入れておける点が仇となり、あまり余計な紙類を入れ過ぎると場合によっては、お札を開けた時に汚い印象を人に与えてしまうことでしょうか。
もちろんお財布自体が悪いのではなく、使う側の整理整頓の頻度次第にはなると思います。
あとは全体的に大きいサイズですので、タイトなジーンズなどのバックポケットに入れておくことが出来ません。ただそのおかげで綺麗な状態を保つことが出来ていますので、まるっきりマイナス点とも言えないところですが。
10年使用したバリーのエイジング
最初からよく鞣してある牛革ですが使うごとに柔らかさは増していき、手に馴染んでいきます。
頻繁に折り曲げる部分には当然自然なシワが寄ってはいきますが、10年ほど使用しても長く使い込んだ味や風合いとして見る事ができる許容範囲内の使用感です。
ラフには使用してきていませんが、それでも10年使用してこの程度のダメージで済んでいますので、当時からバリーのお財布はかなり頑丈に作られているようです。縫製のほつれなども見当たりません。
バリーの財布はおすすめ
もしかするとまだまだ10代、20代の若い世代ではバリーの定番のお財布を見ても、すぐにどこのブランドのものか分かる人は少ないかもしれませんが、逆にそこを長所として見れば他の人にブランド好きのミーハーと思われることもなく、購入に際し支払った金額に見合った長く使える高品質のお財布を持つことが出来ると言えます。
革の色やナイロン部分のラインカラーなど今では様々なパターンから選ぶ事が出来ますし、定番からシーズン限定のモデルもありますので、ご自身のお財布選びから家族やご友人のプレゼント選びの際は、ぜひ選択肢の一つとしてバリーブランドのお財布を考えてみてください。

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