本池秀夫が手掛けるMOTORのレザーウォレットをレビュー
私が使っている財布は、世界的に有名なレザーアーティストである本池秀夫が1971年に立ち上げたブランドがMOTOです。
現在は南青山を拠点にお店があり、2011年に40周年を迎え、MOTORブランドを開始しました。ちなみにMOTORとはMOTO ROOTS、つまり本池秀夫のライフスタイルを提示するというところからきています。
MOTORはどんな財布なのか?
とにかくレザーの質がいい!というのが印象でした。
初めてお店で手にとった時のレザーの重厚感がたまりませんでしたね。中でも薄さは1番の魅力でした。こういったタイプの財布は厚さ、ゴツさと言う部分がどうしても強調される商品がほとんどでした。
しかしこのMOTORのレザー財布は驚くほど薄いです。だからといって層が無いわけではなく、実際には何層かのレザーが使われており、小銭やカード入れなどのポケットも充分にあります。それで居てこの薄さとスマートさです。
これは驚きで、本物のレザー職人だからこそ生み出せる製法なんだなと考えるくらいしか無かったです。
MOTORの使い心地
良かった点は沢山あります。まずタフに出来ているということ。レザー1枚1枚がしっかりしています。カードの出し入れ、小銭の出し入れと長年やっていても衰えないなという質感が手にとってわかります。
それにこの薄さなので、どんなズボンのポケットに入れても不自然な膨らみにならないことは魅力です。前ポケットやジャケットの内ポケットにも自然に収まります。
ウォレットチェーンがつけられるリングが付いている所も良い点ですね。デニムの時などはシルバーチェーンと合わせて使用しています。またそれ以外にもレザーのものなども付けたりして色々楽しめます。
悪かった点というのはほとんど無かったですが、しいて言うならばスーツとかだとさすがに辛い厚さではあるかなと。まあ元々そういった格好では使うようなことはしないので悪い点ではないと思います。
新品時とエイジング後の違いについて
新品時は本当に綺麗で見入ってしまうほどでした。
レザー商品ってこんなに美しいんだなと。ブラックを購入したのですが、新品のブラックレザーの綺麗さを見ていると汚したくないな、エイジングにならなくてもいいなと思ってしまうほどでした。
購入時にお店のスタッフが2年間使用した同じタイプの財布を見せてもらいました。色はブラウンの財布でしたが味のある感じになっていました。光沢ある深いブラウンになっていたのが特徴ですね。
驚いたのは油分です。財布のレザー部分を指で裏からなぞるとなんとレザーの油分が移動するのが見えます。押す指についてくるように油分がじわっとなり、2年も経ったのにしっかりと生きてるんだなと感じました。もちろんブラックでもなるんでしょうがエイジングを楽しむならブラウンいいなと思いました。やっぱり目の前でみてしまうとそうなります。
MOTORの財布を選んだ理由
財布を探していた時、レザーの商品は世に多くありますので、一言にレザーだけではなかなか選べません。
今回探そうと思ったのはバイカー風のいわゆるレザーウォレットと言われているようなガッチリしたレザーが特徴のタイプです。
ただ普段使いするつもりだったので、その中でもなるべくスマートな感じの財布にしようと思っていました。
しかしなかなかそういった商品は見つからずで大変でした。
シルバーブランド、バイカー御用達、革職人のお店、と色々と覗きましたがどれもゴツイものばかりでしたね。
そんな中、レザー職人で調べていてヒットしたのが『MOTO』でした。そして自然に『MOTOR』に行き着いたわけです。
ホームページや評判を見ている内に、ここは本格的にレザーを扱っている本物だなと感じるようになっていきました。
また商品も個性的でいて、おそらくコアな人達に好まれるような雰囲気もまたいいなと思う要因になり興味が沸いてきました。
そしてまもなく青山のお店を訪れることになりました。
まとめ
レザー&シルバーが好きな方にはバッチリオススメですね。もちろんバイカーの人にもオススメです。
自分のようにこういったレザーウォレットを普段使いしたいって人には1番オススメです。薄い、収納、良いレザー、カッコイイ、すべて揃ってます。
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