ココマイスターブライドル・インペリアルウォレットの購入レビュー(スイスレッド)
2017/04/19
ココマイスターのブライドル・インペリアルウォレット長財布を買って1ヶ月が経過しました。
【スペック】
ブランド名:ココマイスター
種類:長財布(ブライドル・インペリアルウォレット)
色:赤(スイスレッド)
値段:31,500円
使用期間:1か月
「たった1か月!話にならん!」とお思いの読者さまもいらっしゃいますでしょう。革製品はエージングしてなんぼですから。しかし、考え方を変えれば、買ったときのことをよく覚えているとも言えます。購入時の注意を含め、初期の使用感や変化をレビューしていきます。
ココマイスターの財布は一か月で見た目は変わる?
たった一か月されど一か月。結論から言えば、変わりました。少なくとも私はそう信じています(笑)。
これは買った約三時間後に撮った写真です。本当に出来立ての状態ですね。
そして一か月後がこちらです。
変わって…ますよね?以下、外側と内側に分けて、色の変化について述べていきます。
[外側]表面のロウが取れて、白さがなくなりました。一週間経過したあたりから落ち着きが出てきました。店員さんによれば二年ほどかけて今よりもっと深い色(紅に近い)色合いになっていくとのこと。
[内側]一か月経ちますと早速傷がついてきました。色が明るいだけに傷が目立ちます。
まずポケット付近。カードが入っているとそのポケットって膨らみますよね。その膨らみが対辺の部分と擦れて傷がついていくようです。
またファスナーが当たる部分にも傷がついています。
少し大きめのファスナーが採用されているためだと思います。ここに傷がつきやすいのは、つまみやすさとのトレードオフかもしれません。
ブライドル・インペリアルウォレットの使用感は?
買ってから一週間はとても使いづらかったです。理由は簡単でまだ皮が固いからです。外側に使われているブライドルレザーは、革の中でも強固で有名な素材です。そのため大きく開くのにも、カードを出すにも一苦労。一か月経つと少しこなれてきたので、気にならなくなりつつあります。
[手触り]そりゃあ、いいです(笑)。現時点でも満足ですからこれからが楽しみです。
[大きさ]公式HPによると厚さ2.6センチと記載されています。これにカードで2~3ミリ厚くなります。スーツの胸ポケットに入れたい、という方はブライドル・アルフレートウォレット(同じ革の規格違い)のほうがいいでしょう。
[収納]カードがたくさん入ります。15枚分のポケットは長財布では多い方では。この容量の理由はマチがあるためです。
内側に6枚分の隠しカード入れがあります。
また小銭入れは大容量ではありませんが堅牢です。贅沢にもヌメ皮の二枚重ねのようです。
こんな人には向いていない財布である
友人「いい財布だね。どこの?」
あなた「ココマイスター。」
友人「知らないなぁ。」
この会話に耐えられる人は、買って損はしないでしょう。言い換えれば、ブランドの名前が重要な方には向きません。
またココマイスターのほとんどの財布は、とてもシンプルで奇抜さはありません。見た目の珍しさを重視する方にも向かないでしょう。
そして、前述の通り、比較的傷がつきやすい財布だと思います。ピカピカのままがいい、という方にも向かないかもしれません。
ココマイスターを選んだのは商品と価格の釣り合いが取れているから
端的に言えば、私の主義です。「値段と実用性がつり合っているモノを使う」。私はブランドの名前のせいで法外な値段がついているモノが嫌いなのです(お使いの方、すみません)。
厳選された欧州産革のみ使用、日本人職人が制作、そして修理保証。これらの点から私はココマイスターが自分の主義にあうと考えました。
買うときに気をつけるべきこと
ココマイスターのホームページに掲載されている財布の写真は新品のものがほとんどです。しかしココマイスターの本領を発揮するのはエージング後といっても過言ではありません。もはや別モノと言っていいほど見た目が変わってしまうのです。
そのため可能であれば実店舗でエージング後のイメージを得てから、購入することをおすすめします。
ちなみに私は東京に住んでいるため、銀座の実店舗に行きました。そこには数々のお客さんに触られてきた財布が展示されています。
当初、私はHPを見て、ダークネイビーを買おうと思っていました。しかし実店舗でスイスレッドの二年モノの色合いに魅せられました。百聞は一見にしかず、ということでしょうか。
まとめ
実用性を重視し、傷を含めた革の変化を楽しめる方はぜひ一度考えてみてほしい財布です。
私はまだ使い始めたばかりですが、エイジングに期待しつつ、毎日共にできるこの財布をとても気に入っています。
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