条件を全て満たしたジョージブライドルバイアリーウォレットをレビュー
2016/11/06
ずっと、ナイロン製の財布を使っていたのですが、大人っぽい革の財布に変えたいな…と思い、ネットで色々な情報を集めていました。
ナイロン製といっても、決して安っぽいわけではなく、一応有名ブランドのもので、デザイン性も高く、若者の間では人気の商品だったんですが、そろそろ若者とも言っていられない年代に突入してきたので、そろそろイメージチェンジを図りたいな…と。
ただ、革の財布って下手をすると、どうしてもオジサン臭くなってしまいそうな気がして、それだけは避けたいな…と思いつつ、商品を探していました。
ココマイスターのサイトに辿り着いた時、モデルとして起用されている男性は、どの商品の写真もザ・英国紳士!という感じで、僕からするとだいぶ年齢層が上な人のためのブランドなのかな?と思いましたが、商品そのものを1つ1つ見ていくと、グッとくる感じのものがいくつかありました。
中でも強く惹きつけられたのが、このジョージブライドルシリーズです。
ポイントとなったのは、ズバリ革の質感で、シャシャシャッと黒いキャンバスをラフに引っ掻いたかのような、独特のテクスチャーが、大人の男性としての色気と、若くまだまだ尖っている感性との、ちょうどいいとこ取りをしたかのような仕上がりであるように感じました。「お、これはセンスいいぞ!」と思ったんです。
ただこの模様はブライドルレザーをロウ仕上げにしたものなので、使用しているとすぐに上記画像のような革本来の表情が出てきます。
値段も、4万3千円という、僕にとってはちょうどいい落としどころな金額でした。
これ以上高いとリアルにお財布事情が厳しくなってしまいますし、かといってこれよりも安いと、財布をグレードアップしたぞ、という感覚が得られず、テンションも上がらないかなぁ…。安ければ安いだけ得をした!と、僕はあまり思わず、大切なものにはそれなりにきちんとお金を掛けた方が、愛着も湧いてくるんじゃないかと考えているので、この4万3千円はむしろ喜んで払いたい!と思いました。
カードの収納枚数がとにかく多い!
表面の質感が気に入って購入した財布ですが、それ以外に重要視したポイントは、カードの収容枚数です。
僕が今までチェックしてきた財布は、多いものでも最大で8枚が限界でした。
12枚くらい入るものも一応あったはあったんですが、カードホルダーが財布の中で独立してボコッと設けられている感じで完全に浮いているし、その分、厚さも増してしまっている…というデザインのものだったんです。
いくら収容枚数が多くても、これじゃあスマートさに欠けるなぁ…という気がして、思い切れなくて。
ところが、この財布は、こんなにスマートなのにカードホルダーがなんと14枚分!これで、必要なカードは全て収納することが可能となりました。
逆に14枚も必要!?と思う人もいるかも知れませんが、現代社会に生きていると、必要なカードってけっこう増えていきません?
銀行のカードや、クレジットカード、免許証、社員証、保険証、定期券、などなど、最低限必要なものに加え、僕の手元で今、どんどん増えているのが、病院の診察券などです。
特に、大病院は診察カードを忘れると、手続きがとんでもなく面倒なので、これも財布の中に常に入れておきたいんですよね。
それに加えて、歯医者のカードや、眼科のカードなども…。病院のカードが増えてきたというのは、自分自身が年齢を重ねた証なんですかね…。
小銭入れが邪魔にならない完璧な設計
手に持った感じ、あまりにも薄いので、お札とカードしか入らないんじゃないの?小銭はどうするの?とツッコミたくなってしまいそうになりますが、ちゃんと当たり前にコインを収納するポケットもついています。
小銭収納部分はジップ付きで中央に設けられているんですが、ど真ん中に位置しているわりには、とてもさりげない存在感で、僕はそこも気に入っています。
中身が取り出しやすいかというと、決してそうではないのですが、実は僕自身、お会計の時に小銭をチマチマと数えて出さないタイプなんです。
店によっては、小銭を出してくれた方が助かるという場合もあるかも知れませんが、僕はむしろ、後ろで待っている人のために、あまり時間を食いたくないタイプで…。
つまり、小銭はもらうばかりで、スッと入れられれば基本的にそれで良いので、この財布はまさに必要最低限の条件を過不足なく満たしてくれているという…、まるで、僕のために設計されたかのような財布だなぁ、と感じています。
この先10年使い続けたくなる財布
新品時の質感を既にとても気に入っているので、経年変化はしてくれなかったとしても全く構いませんが、ココマイスターの革財布は、使い込んでいくごとに、味わいのある風合いに変化していくという定評があるようなので、そちらも今から楽しみにしています。
ものすごく使い勝手が良いので、よほどのことがない限り、おそらく10年は使うんじゃないかなぁ…と思っています。

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