HERMES(エルメス)MC2フレミングを2年使ってみたレビュー
2016/09/06
エルメスの財布の中に「フレミング、メンデル、コペルニクス、ガリレイ、エジソン、タレス」といった世界的に有名な科学者の名前が付けられたものがあります。
これはMC2というエルメスのメンズラインの財布のシリーズのもので、ビジネススーツに合う、薄型でシンプルな機能性のあるお洒落なお財布です。
私は、この中のフレミングというシンプルな小銭入れなしの長財布を愛用しています。使用して2年ですが、使用して感じた良い点、悪い点をレビューしていきたいと思います。今後エルメスMC2フレミングの購入を検討されている方々の参考になれば良いです。
入手困難なエルメスのメンズラインMC2
アインシュタインの相対性理論E=MC2からとったユニークなネーミングのシリーズです。
その中に現在6種類のお財布がありますが、どれをみても、ビジネススーツの内ポケットにスマートに収納できるよう、いたって無駄のないシンプルな薄型のお財布です。
エルメスの財布と言えば、ベアンとドゴンが特に有名で、たいていの人はこの2つを見ればすぐにエルメスの財布とわかります。
しかし、このMC2シリーズには外側にブランドのロゴが一切ありません。内側の中央にロゴがあるだけなのですが、革の質があまりにも上質なので、あたえる高級感は半端ないです。お目が高い人には、どこのお財布?と必ず聞かれます。
フレミングの使い心地
シンプルで上質な長財布です。普段から金運を意識しているので、お財布には新券しか入れません。またカードはカードケースに入れているので、カードも入れていません。単にお札入れとして使っています。
横約17.5cm奥行き約1.0cm高さ約9.5cmなので、札入れはマチがありますが、全体的に非常に薄いですし、コンパクトなサイズです。
内側にカードを収納するところは5か所あります。
内側にマチなしのポケットが4か所あります。ここに紙幣の種類別に入れて使っています。
内側にマチありの札入れが1か所あります。ここはレシートや領収書入れとして使っています。
革も上質で柔らかく、非常に肌触りが良いのですが、革の質が滑らかなためマチありの札入れ部分に新券を入れると、2つ折りの部分が開いた時に、スルーっと外に紙幣が飛び出してしまいます。
エルメスのメンテナンスは良く考えてから
エルメスの商品は、革が非常に柔らかいので、丈夫であるとは言い切れません。他のブランドに比べれば使い方によっては経年劣化が早いです。
私はTPOに合わせて財布の使い分けをしているので、このフレミングを2年くらい使っていますが、ほとんど汚れや擦れといった劣化も見当たりません。
経年変化で汚れた場合は、エルメスでメンテ修理もお願いできるのですが、色あせ等に対応した補色はしてくれないようです。
またエルメスは他で手が入ったもののメンテは嫌がるようで、他の修理店で手が入っているものはお断りされることがあるようです。メンテをする場合はよく検討が必要です。
大人のお洒落へのこだわり
フランスが誇るエルメス。男女問わず憧れのブランドです。折角持つのだから、誰からも、エルメスのお財布とわかるものが良いという人もいるかもしれません。
しかし、このMC2、女性にとっては知る人ぞ知るシリーズで、大人の女性でも他人と違ったお洒落にこだわりたいという人は意外と持っています。
エルメスは革の素材や色の種類が豊富なので、色違いをカップルで持っている人もいるくらいです。ただ、もともとメンズラインなので一般的な女性が好むようカラフルなものはなく、シックな色だけのつくりとなっています。
エルメスMC2フレミングの長財布を購入したワケ
私は長財布が大好きで、いくつか長財布をもっていますが、MC2ほどシンプルで上質なものは見たことがありません。
一切の無駄が切り落とされた、薄くてコンパクトなシンプルさ。手に取るとその良さは一目瞭然です。さすがエルメスです。
偶然のぞいたエルメスのショップで初めて手にした時、何かの縁を感じました。また、色も当時大人気のエタン。今後のエタンのMC2の入荷は未定と言われれば、その日26万で即買いでした。
まとめ
エルメスの財布は職人が1点1点手作業なため、世の中に大量に出回らないので非常に品薄です。
特にMC2シリーズにいたっては、見つかるまでにかなりの時間を要しました。革の素材も豊富なのですが、なかなか全てを手にとってみるということは厳しいです。
もしショップで手に取れた時は何かの縁だと思って買ってしまうのも良いかもしれません。持っていても後悔しないお財布です。
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