一目惚れのポーター ホフメンズ長財布を4年間使い続けた感想
2018/06/24
この財布を購入したのは大学を卒業して、社会人になる春休みでした。
それまで私はメーカー名もわからないゴテゴテとしてチェーンや装飾の入った派手な財布を使っていたのですが、それを仕事に持っていくわけにもいかず、就職祝いとして購入したのがホフでした。
ポーター ホフの見た目に一目惚れ!!
最初にこの商品を見たときは、完全な黒色ではなくどこかダークグレーと言った色合いでした。革も光沢があってツルツルとしていなく、ダメージ加工のような物が施されていました。
言葉で聞くと厭らしいイメージがあるかも知れませんが、実物はとても綺麗で、価格がもっと高い商品よりも素晴らしいと感じたのです。
色々とどの商品にしようか悩んでいたのですが、ホフを見た瞬間に決意が決まり即購入しました。
上の写真ではそこそこ綺麗に見えますが、流石に4年間どこに行くにも使い続けた今では傷がたくさん入っています。
見た目だけで選んだポーターホフの使い心地
ホフは完全に見た目だけで購入し、中身などの確認は一切しませんでしたが、4年間使って使いにくいと思ったことは一度もありません。実際の中身はこうなっています。
カード入れは前に2つ、真ん中に4つ、開く側にも4つあります。私はカードを基本的に作らない人間なので、これでも持て余していますが、長財布の特権である収納スペースを活用すれば15枚までは入ると思います。
そのためカードをたくさん持つ人でも困ることはないでしょう。
小銭入れはファスナーが付いており、小銭を落とす心配はありません。また、口が広く視認性が良いため、小銭の取出しがしやすいです。貰ったお釣りをしまう時もスムーズにいきます。
札入れも3個所あり、お札ごとに分けて入れる使い方も出来ますし、用途ごとに分けて入れる方法もあるでしょう。
収納部分は吉田カバンらしい基本にして最も理に叶った作りと言えます。目新しさはありませんが十分すぎます。
4年間使い続けて気が付いたポーターホフの変化
現在のホフは、色は黒色で、光沢があり、傷だらけになってしまっています。
最初の頃の写真は持っていないため、カードの裏に隠れ僅かに残っていた最初の革の様子を示した写真を撮ってみたのですが…どうでしょ?
わかりにくい写真で申し訳ないのですが、周りと色合いが違い、光沢もなく、傷ではないダメージ加工のような表面が見て取れるかと思います。赤線で囲んでいる辺りです。
私はこの革に一目ぼれしてこの商品を購入しました。そのため正直今の光沢のあるこの財布より、この部分こそが最も美しいと思います。
しかし、それはそれ。これはこれ。いくら美しくとも4年間と言う時間の酸いも甘いもを共にしてきた存在が、若造に負けることはありません。
至る所に残る勲章のような傷は唯一無二の一点ものである証。これこそが革財布の魅力だとホフを使っていく中で確信しました。
私はお世辞にも丁寧に扱っていると言えませんが、それでも傷は付いても状態にはほとんど変化がありません。
縫製部分や、ファスナーと言った細かい所はかなり頑丈に作られているようです。さすが日本製と言ったところでしょうか。
しかし、両端の部分だけは色移りをし痛みも激しいです。
もし、ホフを購入される方がいましたら、この部分の扱いだけには注意した方がよろしいかも知れません。
吉田カバンPORTERの特徴と使ってきた感想
あえて語る必要もないほど有名なメーカーである『吉田カバン』の自社ブランドである『PORTER』は、無難なデザインと日本製を象徴したしっかりとした作りで、老若男女幅広い人たちに愛用されているブランドです。
革製品よりはキャンバス素材の製品のイメージが強いかも知れませんが、ホフのようなしっかりとした革製品も販売しています。
ただ、その商品の質の良さは多くの人に認められても、ブランド力は国内では弱いようです。
そのためブランド志向の強い人たちからは「ダサい」と言ったイメージを持たれている事も事実です。私自身「その歳でPORTER?」と笑われた経験があります。
それをどう取るかは自分次第だと思います。私は少なくとも自らの意思でこの財布とお別れすることはありません。それぐらいに素晴らしい商品だと言うのが4年間使い込んだ感想です。
海外のブランド品も良いかも知れませんが、ずっと一緒に過ごす財布を求めているのなら、吉田カバンの堅牢さは何よりの魅力かも知れません。
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