「GANZO」コードバン長財布を実際に使用してみて感じたこと
私がこの財布を購入した理由は、「海外の有名ブランドよりも、質の高い国内ブランドがいい」と考えたからです。
上記にも記載しましたが、国内のブランドであるということも含め、革製品に絶対の自信を持っている「GANZO」の製品を使用していたら、使いやすいことは容易に想像できました。
私は普段の仕事ではスーツですので、スーツに似合う革製品の長財布が選ぶ時の基準の第一条件でした。
その次に品質を重視していましたが、この「GANZO」の長財布はまさにその両方を兼ね備えているものでした。
実際に使用してみて1年絶ちましたので、ここからは私が使用して感じたことをレビューさせていただきます。
コードバンは水に弱いので注意が必要
まず一つ目は「水に弱い」ということです。
当然革製品ですので、傷なども使っているうちにつきますが、傷の具合や、革製品特有の変色していく過程が私としては気に入っています。
私が使用しているものは「コードバン」を使用したものになります。
「コードバン」とは希少な馬のおしりの革で、高級感溢れる独特なツヤと、肌触りを楽しむことができると言われています。
しかし、このコードバンという革製品の大きな特長が、水に特別弱いということです。
私はそれまでお尻のポケットに革財布を入れてよく持ち歩いていました。
このお尻のポケットに入れるということがよくなかったんですね。
このように水分がついたままにしておくと、革表面に水泡現象というものが起きます。
要は、水膨れのようなものができるということですね。実は調べてみたのですが、これはもう治らないみたいです。トホホ・・・。
表面には一枚革を贅沢に使用しているため、下り曲がる部分はやはり特に傷がつきやすく、劣化しやすいのも特徴です。
ただ、水泡現象も、傷も徐々に変化していく革製品の特長だととらえれば、そこまで気にならないものかもしれません。(実際に私の場合は全然気が付かず、最近、手入れ用のクリームを塗ったときに初めて気が付きました。)
分厚くならないスマートな財布
この財布の特長のもう一つは、分厚くならないスマートさです。
財布に必要最低限の「マチ」しかないので、形状が膨らみすぎることもなく、常に薄くスマートに形状が保てます。逆を返せばあまりものが入らないということにもなりますが。
私は、以前使用していた財布がファスナータイプのラージ財布でしたので、カードや小銭などがたくさん入りましたが、この「GANZO」の財布はスマートさが売りだと思っていますので、余分な小銭や普段あまり使わないカード類はカードケースにしまうことにしました。
気持ちもすっきりしますし、整理ができない私にはちょうど良かったかもしれません。
小銭を探すときはあまり大きく口が開かないので、少し苦労してしまうこともあります。
実は収納力が少ないわりにはカードを入れるポケットは結構あります。
数えてみたところ10ポケットもカードを入れるポケットがありました。
ガンゾの特徴
「GANZO(ガンゾ)」は1917年創業の革製品老舗メーカの「AJIOKA」が、2001年から展開し始めた日本国内ブランドです。
歴史としては新しい部類だが、「AJIOKA」で革製品を長年扱っていたこともあり、国内革製品メーカーとしての技術力の高さと、革製品に対するこだわりの高さに絶対の自信を持っていることがうかがえます。
特にその技術力の高さは、ブランドの知名度を抜きにして、「いいものを長く使いたい」と考えている革財布ファンが絶賛し、少しづつ口コミで人気が出てきています。
ブランド知名度としては、海外のブランドと比べるとまだまだ大きな差がありますが、品質に絶対の自信を持っているので、質を重視する方には高い人気を誇ります。
費用帯は3万円台後半から5万円台が基本で、「シェルコードバン」を使用したものになると10万円近くするものあります。
購入者の年齢層は、20代後半から50代の方まで割と幅広い世代の方に人気があるようです。
まとめ
「made in Japan」の革製品として品質は間違いなく、一つのものにこだわりを持つことが好きな方には大変お勧めだと私は感じています。
手入れや、大事に使うことができて、小物にもおしゃれに気を配れる方には、知る人ぞ知るブランドですので、お勧めです。
世代を問わず、こだわりを持った男性にはお勧めのブランドですので、男性にプレゼントを考えている方には、プレゼントとして渡すと喜ばれること間違いなしだと思います。
その際には、お手入れセットも忘れずにセットでプレゼントするといいかもしれませんね。

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