2年愛用した『ナポレオンカーフボナパルトパース』のエイジングをレビュー
2016/11/08
自分は、革製品を使い込んでいくのが好きな、いわゆるエイジングフェチと呼ばれる部類の人間でして、革の財布を購入するのは、このナポレオンカーフボナパルトパースで、もう4代目になります。
これまで使っていた財布の中で、このナポレオンカーフボナパルトパースは、ダントツに薄いんです!
その薄さがあまりにもスタイリッシュで、一目見て気に入ってしまい、ウインドウショッピングのつもりで店に入ったのに、その場で即決!購入してしまいました。
2万7千円でしたが、品質のわりに安い気がしてしまって…、思わず衝動買いです。
新品の時点で、かなり薄いと感じましたが、ここから使い込んでいくに連れ、さらに薄くなっていくと聞かされ、驚愕!まさか…と思いましたが、本当に日に日に手に馴染み、どんどん薄くなっていく感覚があります。
見てください!一瞬、コースターか何かと見間違えるくらい、激薄だと思いませんか!?
これでも一応、十万円近くは収納できるような、超多機能な財布なんですよ!
激薄なので、どうせお札とカードが数枚しか入らないんでしょ?と思った人もいるかも知れませんが、ちゃんと小銭入れだってついています。
しかも、その小銭入れにはけっこうなマチ幅があり、ご覧の通り、非常に取り出しやすい造りになっているんです。
日本の職人の技術力の高さが感じられる
これは、仕様の詳細を知ってから改めて実感したことなんですが、実はお札を入れる部分がちゃんと180度開く設計になっていて、これが生理的に気持ちいいんですよね。
ココマイスターは、海外のブランドと見せかけて、実は日本の職人が商品を製造しているブランドなんだそうですが、日本ならではの技術力の高さが、細かいところに詰め込まれていて、実に質の良いブランドなんだな、ということを思い知らされています。
希望のカラーに巡り会えるかどうかは運次第
エイジングフェチな自分にとって、革製品を選ぶ時の基本は、やはり茶系の色がベースになってくると思うので、当たり前のようにこの色を選択しましたが、実はこの商品、黒やオリーブもありますし、ワイン色や珍しいブルーなんかも揃えられています。
どの色も人気で、完売の場合は入荷待ちになってしまうようなので、希望の色に巡り会えるかどうかは、運任せ…のようですね。
自分は第一希望の「ブランデー」を手に入れることができたので、本当に良かったと思ってます!
ナポレオンカーフという素材について
このナポレオンカーフシリーズの革には、オイルドヌバックという加工が施されているとのことです。
これは、革の表面を擦って起毛させる加工法で、この工程を加えることによって、ビロードっぽい高級感ある肌触りを実現することができるのだとか。
革製品というと、メンテナンスが面倒臭い…というイメージが強かったりしますが、このナポレオンカーフは、革らしい革の素材が楽しめる上に、実は丁寧な手入れを必要としない!という魅力もあるんです。
上に書いた、ヌバックという加工を行っているため、汚れが革の奥まで届きにくいようになっているんだそう。
気になった時に、ブラシなんかで軽く表面の汚れを落としてあげれば、それで充分って、随分楽だと思いませんか?
ただし、水には弱いそうなので、防水スプレー処理は必須みたいですね。防水スプレーだったら、大体一家に一本は常備されてるんじゃないかと思うので、これもまた大した手間ではありませんよね?
ちなみに、致命的かも…!と思えるような傷がついてしまった時でも、オイルドヌバック加工が施されている革の場合は、傷の周辺を揉み込んで擦ると、魔法のように傷が移動する場合もあるそうです。
傷の具合にもよるので、100パーセント保証できる方法ではないのですが、もしもの時は是非、試してみてください。
自分の場合は、傷はむしろ味としてウェルカムなので、放っておきますけどね!
ただし、積極的に爪で引っ掻いたりするようなことはありませんが…。なんとなく自分の中でエイジングを楽しむ際のルールがあるんです。
まとめ
エイジングの段階の中でも、初期から中期くらいの変化を特に「たまらない!」と感じる自分としては、既にちょっと他の商品にも手を伸ばしてみたくなっていたり。
このココマイスターは、本当にエイジングフェチな人間にとって、たまらないブランドですよ!
財布を代変わりさせるにはさすがにまだ早過ぎるかなと思うので、キーケースやコインパースなどを購入してみようかと画策中です。
さらに、ちょっと思い切って奮発し、このブランドのバッグ類にも手を出したいと思い始めています。
ビジネスバッグもいいですし、カジュアルなトートバッグや、旅行用のボストンバッグなんかも気になります。とにかく、素晴らしいブランドに巡り会えて本当に良かったです!

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